ABOUT

中村裕恵プロフィール

HIROE NAKAMURA

医師。1992年東京女子医科大学卒業。日本内科学会内科認定専門医。
自然療法士(オーストラリアンブッシュフラワーエッセンス社認定国際プラクティショナー&レベル1講座認定講師、カラーリアム社バイオケミックティッシュソルト認定チーフディレクター、日本ジェモセラピー協会認定ジェモセラピスト、日本リビングビューティー協会リビングジュース講座講師、分子整合医学美容食育協会認定ファスティングマイスタープロフェッショナルなど)。
西洋の自然療法を主軸に、美と健康に関わる統合医療を提供していくことを志す。
主な著書に「医師が教える 自然療法 症状別 セルフケアバイブル」、「20代からの 女性ホルモン バイブル」など、多数。

中村裕恵の思い

香りが詰まった小瓶に、砂糖にしか見えない小さな粒…。
25年ほど前、アレルギーに苦しんだ私を救ってくれたのが、「自然の力」でした。
「治療と言えば医薬品」が当たり前の世界にいる医師だからこそ、きっと伝えられることがあるはず。
確かな自然療法を紹介し、適切に使いこなせる人を増やしたい。
医師として、自然療法士として、「自然の力」を実感してきた私の思いです。

東京・渋谷のお産中心のクリニックに産まれ育った私は、幼いころから現代医薬品に囲まれていました。
けがをした時や体調が悪い時に頼るのは、決まって現代医薬品。消化器内科専門医として医療の道を歩み始めてからも、ごくごく普通に医薬品と関わってきました。

転機は医師3年目。

一般内科への転向、結婚、転居と人生の大きな変化を一気に迎えた私は、アレルギー性結膜炎を発病しました。
ステロイドを常備薬とし、抗生物質にもお世話になる生活になり、次第に「医者なのに…」と悔しさと悲しさ、焦りを感じるように。疲れと憤りの感情から、アレルギー性鼻炎も繰り返しました。体と一緒に心も不安定になっていったのです。

そんなころに出合ったのが「ホリスティックメディスン」という概念です。

胃が悪いなら胃だけを診るのでなく、その人の心の状態や環境も含めて全体をとらえ、人が本来持っている「自然治癒力」をうまく発揮できるよう導く医学です。

「自然療法」という言葉もまだ浸透していないころ。独特な匂いのする古めかしいイメージの漢方薬局しか知らなかった私にとって、目の前に現れた香りあふれる世界、ハーブ療法の世界は、まさに「癒やし」でした。
現代医学に自然療法を組み合わせたことで、私のアレルギーの症状は徐々に回復し、心も晴れやかになりました。

自然療法の効果と可能性を感じることはしばしば。

歯が疼いて痛さで眠れなかった時、熟睡できたのはホメオパシーの「ベラドナ30C」のおかげでした。
原料のトリカブトやヒ素は、毒にも薬にもなるのです。
ある患者さんは、ラズベリーのジェモエッセンスで劇的に生理痛が改善しました。
育児ノイローゼと胸の湿疹でつらい思いをしていたママは、花の波動水であるフラワーエッセンスを2週間使ったところ明るくなり、胸もきれいになりました。

受験勉強と違い、学ぶこと自体がオシャレな理科室に通うようで楽しく、アロマテラピー、ホメオパシーから始まった私の自然療法メニューは、フラワーエッセンス、ティッシュソルト、ジェモセラピー、そして現代錬金術のスパゲリック製法へと領域を広げていきました。
その間、統合医療、アンチエイジング、栄養療法という概念も医療に浸透してきました。
ただ、一般の方に、自己流の使い方や、極端に用いる方がみられるのも事実です。

医師として、そんな不安な状態を少しでもなくすお手伝いをしたいと願っています。
メニューの組み合わせで効果が増すこともぜひ知っていただきたいです。

この自然療法ラボから、「自然の力」の効果と可能性を、多くの方に伝えられますように。

参考サイト・協力

参考サイト
GAJ日本ジェモセラピー協会 https://gemmo-therapy.jp/association/
カラーリアム株式会社 https://www.coloriam.co.jp/
協力
イラスト セルフィッシュ・スタジオ 朝倉めぐみ
ライティング 岡崎麻美
Web制作 Heart Tree Room 根本香

© 2020 Naturopathic Laboratory by Hiroe Nakamura