ジェモセラピー

ジェモ写真

\こんな方に使ってほしい/

ジェモセラピーは、お子さまからペットまで、さまざまな方に活用していただけます。

「エキスを薄めて飲むだけ」なので、忙しくてストレスの多い現代人や、病気で不調の際のサポートとして受け入れられやすい療法と言えます。

成長の勢いを携える新芽や蕾は、幹や枝、花、果実などとは違う成分を持ち、何より大きなエネルギーを宿しています。
ジェモエッセンスは、人間に再生と浄化と調整作用をもたらすオールラウンダーです。デトックスしながらバランスも取れるというユニークさが魅力であり、フランスから世界へ浸透が加速しています。

海外では医療現場でも使われていて、医薬品に匹敵するような改善症例のレポートもありますので、日本でも多くの方に喜んでいただけるはずです。

\ジェモセラピー活用法/

使い方は簡単で、1日1〜3回(平均2回)、ジェモエッセンスを水に数滴垂らして飲みます。スポイト

日本では「植物幹細胞療法」の名で、2015年ごろから本格的に広がり始めました。
アロマセラピーやメディカルハーブ、フラワーエッセンスを手掛ける自然療法のセラピストが、より結果を出すために、新たなメニューとしてジェモセラピーを加え、併用していこうとする流れも定着してきました。
安全な自然療法ですが、小さなお子さまや高齢者にお使いになる場合は、加減が必要です。
薬との相互作用を考えないといけないケースもあります。
特に植物アレルギーがある方は、購入前に、購入先かジェモセラピストに相談されることをお勧めします。

     ラベンダー

ジェモセラピーとは

ヨーロッパでは薬局にも

ヨーロッパのフランス語圏のフランス、ベルギーでは、フィトテラピー(phytotherapy)と呼ばれる伝統的なハーブ療法が昔からとても盛んです。ドライハーブをブレンドしたお茶「ティザンヌ」が日常的になっていますし、エルボルステリと呼ばれる自然療法店には、ハーブをアルコールやグリセリンに浸けて作るチンキ(抽出)製剤「タンチュメール」が並んでいます。そこでは、知識のあるスタッフと薬剤師が、訪れた人の悩みを聞き、最適な処方をしています。
こうした伝統的なフィトテラピーに、ホメオパシーの製造法であるポテンタイゼーションを融合して20世紀半ばに体系化されたのが「ジェモセラピー」です。
近年はエルボルステリだけでなく、現代医薬品を置くファーマシー(薬局)でも扱われるようになり、ヨーロッパでは普及に勢いがついています。

蕾や新芽の力

ジェモセラピーは、芽 (蕾)を意味するジェモ(gemma)と、養生するという意味のセラピー(therapy)を合わせた造語です。
植物の蕾や新芽は、未発達な細胞組織の集合体です。花や葉として勢いよく成長していくために必要なビタミン&ミネラルをはじめ、成長物質やオーキシンという植物性ホルモンが豊富に存在しています。それらを抽出して製剤化します。
歴史をさかのぼると、心身の健康のために古代から蕾を活用していたという文献もあります。日本の食卓でも、タラの芽や菜の花の蕾、そして、新芽であるスプラウトを使うのはポピュラーですね。

ローズマリー

ジェモの始まり

1950年代、ベルギーのホメオパシー医であるポール・ヘンリー医師が、植物の芽の浸漬を始めました。
胚細胞を用いた植物セラピーの始まりです。動物の胚細胞を使った医学実験をポール・ニオン医師が行っていた時代です。ポール・ヘンリー医師ヘンリー医師はこれにヒントを得て、植物の胚細胞にあたる芽や新葉で研究を進め、一つの療法として確立しました。その研究を深めた「ジェモセラピー」の命名者であるホメオパシー医のマックス・テトー医師とともに商品化に成功。フランスを中心に多くの薬局で、ジェモセラピーの製剤が並ぶようになりました。
活用したい蕾や新芽は、アルコールとグリセリン、ナチュラルウォーターを等分に入れた液体に浸けて、成分をひき出します。完成した母液をアルコール水で10倍に薄め、その溶液を瓶ごと10回大きく揺り動かすポテンタイゼーション(希釈と振ることをセットで行う、ホメオパシーの製造法)をしたチンキ(エッセンス)が、完成品として市場に出ます。


     フラスコ

ジェモセラピーで頻用されるイチジク。アルコール、グリセリン、水で芽から成分を抽出し、ポテンタイゼーションしてエッセンスが完成します。

世界で頻用される代表エッセンス一例
Juglans regia. セイヨウクルミ(芽) →腸内フローラの調整に
Ribes nigrum カシス(芽) →アダプトゲン作用。抗炎症
Rosa cantina イヌバラ(新葉) →子供の免疫調整。抗炎症
Rosmarinus officinalis ローズマリー(新葉) → 腸の蠕動運動の調整に
Rubus idaeus. ラズベリー(新葉) →卵巣・子宮機能の調整に

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